法人の交際費の取り扱い

中小企業の交際費は年間800万まで経費にできる。
一般的にはこんなふうに考えられていると思います。
今日は、交際費についてもう少しまとめてみようと思います。

(1) 交際費とは?
 交際費とは、会社が売上を上げるために、取引先や仕入先との取引を円滑にする目的で接待費や香典を出したりすることを言います。

(2) 経費(損金)にできる交際費の金額は?
 資本金1億円以下の中小企業は、一般的に実務上は、年間800万円まで経費(損金)にできます。

(3) 交際費に入れなくても良い金額がある
 交際費になる飲食費のうち、1人あたり10,000円以下の金額であれば経費(損金)にできます。
 ただし、役員や従業員など一定のものに対する支出は除かれます。

(4) 実務での注意点
 実務の決算においては、法人税の申告書を作成する際に交際費の明細書を作成する必要があるので次の点をチェックしておきます。

 ・本当は交際費だけど、旅費交通費や福利厚生費などに集計されている場合があるのでその金額を把握しておく。
 ・1人あたり10,000円以下の飲食費を把握しておく。

 実務では次のことに注意しておけば申告書をスムーズに作成することができます。

 

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