貸借対照表には、資産、負債、純資産の3つがあります。
今回は、資産についてみていきます。
資産とは何か
資産は、貸借対照表の左側(借方)に記載するもので、現金や将来現金に代わるもの、固定資産などで、次のようなものが該当します。
現金預金
手元の現金を含め、事業用の銀行口座にあるお金などです。
売掛金
お客さんに対して、商品を販売したけれど、まだお金をもらっていないもの。
売掛金もあとでお金をもらえる権利なので資産に分類されます。
商品・材料
売るために仕入れたものや、何かを作るために買ってある材料などです。
固定資産
仕事で使うもので、買ってから1年以上使う予定のもの(10万円以上)。
パソコンなどの固定資産を使用して、商品売買することにより売上を計上できるし、また、固定資産自体を売ればお金になるので、資産計上されます。
機械や、パソコンや、車両などが固定資産に該当します。
資産を把握するメリット
資産を把握することで、手元にどれくらい現金があるか、または、将来現金に代わる売掛金がどれくらいあるかが一目でわかります。
これは、新しい投資をしたい時に「資金が足りるか」などを判断する目安になります。
例えば、今月は売掛金が200万円あるから、来月の仕入れに100万円使っても大丈夫だな、などと計画が立てやすくなります。
損益計算書で売上や利益を把握することも大切ですが、同じように貸借対照表の資産を把握することが事業経営では大切になります。