空き家が増えている

大分県で大規模な火災が発生していますが、焼損した約170棟のうち4割が空き家だったとの報道がありました。
空き家になると、老朽化、乾燥など火災や倒壊につながりやすい。
自治体によっては、空き家を更地にするための補助を行っているところもあるそうですが、権利関係や、相続の問題も絡み、利活用は進んでいないそうです。

こういったニュースを見ると、人口減少もあるので、新築で家を建てにくくなる心境になってしまいます。
今は自分自身は元気でも、子供世代になったときに、家を建てたその地域では空き家は増えて、地域の安全や環境が保たれているのか・・・という不安が頭をよぎり、新築で住宅を取得することを躊躇してしまいます。

そう考えると、
今後は人口減少で、空き家が増えてくる。
中古住宅の値段が下がってくる。
「人口が減少しにくいエリア」の中古住宅を購入してリノベーションを行う。
という選択肢を選ぶ人が増えそうな気もしてきます。

新築に価値を置いていた傾向がこれまではあったと思いますが、これからは、「どこに住むか」が住宅選びの大きな要素になっていくのかもしれません。