年末調整では、社員から基礎控除の申告書を提出してもらいます。
その申告書で経理担当者・社長に特にチェックしていただきたいのが、社員が自分で記載している「給与収入の金額」の見積額です。
去年までであれば、基礎控除額は一律48万円だったので、それほど気にする必要はありませんでした。
ただ、今年は所得控除の金額が、収入に応じて細かく分かれているため、社長や経理担当者はこの金額をチェックする必要があります。

よくある例で言えば、会社が12月に賞与を予定しているのに、社員がその金額を見積もっていないといったケースでは、最終的な所得金額が変動し、会社の年末調整処理にも影響が出ます。
社長や、経理担当者の方は、特に賞与やその他手当が漏れていないかを重点的にチェックし、正しい金額で年末調整を完了できるようにしてくださいね。

