思い返せば、私が社会人になったばかりのころ、職場にはサーバー室がありました。
毎週金曜日と翌週の月曜日には、フロッピーディスク(今の若い世代の方は知らないかもしれません)を使い、当時は訳も分からないまま先輩と一緒にバックアップ作業をしていたものです。
今回は、そんな業務の基本でありながら意外と見落としがちな「バックアップ」について、改めて整理してみます。
バックアップの3つの種類
バックアップには、主に「フルバックアップ」「差分バックアップ」「増分バックアップ」という3つの方法があります。
これらを上手く組み合わせることで、効率良くデータを守ることができます。
① フルバックアップ
保存されているすべてのデータを丸ごとバックアップする方法です。
1回のバックアップにすべての内容が含まれているため、万が一の障害発生時にも、直前のバックアップデータが1つあればすぐに元の状態に戻せるという安心感があります。
② 差分(さぶん)バックアップ
「最後に取ったフルバックアップ」の時点から、その後に新しく作成・変更されたファイルだけを狙ってバックアップする方法です。
復旧の際は、直近の「フルバックアップ」と「差分バックアップ」の2つがあれば元の状態に戻せます。
③ 増分(ぞうぶん)バックアップ
前回のバックアップ方法が何であれ、「とにかく前回の作業から増えた(変更された)分」だけをその都度バックアップする方法です。
毎回の手間は一番少なくて済みますが、復旧させるときには、直近のフルバックアップ以降に取ったすべてのデータが必要になります。
💡 まとめ
今では、freeeやマネーフォワードといったクラウド会計ソフト、Dropboxのようなオンラインストレージなど、自動でバックアップが取られる便利な仕組みが当たり前になりました。
しかし、クラウドの時代であっても、万が一の障害から大切なデータを守るため、バックアップの仕組みの基本を正しく知っておくことは大切だなと改めて思います。
